周波数領域のInfomaxとサブスペース法を併用したブライ ンド信号分離
信学技法, pp. 15–22
著者:
- 小川 通朗
- 浅野 太
- 池田 思朗
- 麻生 英樹
- 北脇 信彦
キーワード:
- 独立成分分析
- 音声信号分離
URL:
Abstract:
ブラインド信号処理(BSS)による音源分離を実環境で行う場合,部屋の反射音の影響のため性能が低下する.著者らは,サブスペース法を BSS の前処理として用い反射音を低減してから,信号を分離する手法を提案している.本報告では,周波数領域のInfomaxアルゴリズムとサブスペース法を組み合わせた枠組みを提案し,実環境での評価を行う.また,周波数領域のアルゴリズムの場合は permutation(チャネルの入れ違い)が問題となる.本報告では,伝達関数内の周波数のcoherencyを利用した新しいpermutationの解法IFCを提案する.サブスペース法を用いて完全にpermutationを解いた場合の単語認識率は,用いない場合に比べ 18 % 程度改善され,またIFCを用いた場合の単語認識率は,これより 4% 程度低い認識率を達成した.